島人限定!春の山菜【おくしりのキトビロ】頂きました。

目が出たばかりのキトビロ 島の歩き方

毎年春になると、「キトビロ」が旬を迎えます。というより春しか食べれない食材です。特に奥尻のキトビロは臭みが少なく、病みつきになるおいしさです。

僕も単純にフライパンで炒め醤油で食べるのが最高に好きです。そんなキトビロを紹介します。

春の山菜キトビロを頂きました。

奥尻島で春の旬のものは?と聞かれたらキトビロです。もうこれしか考えられません(笑)当然サクラマスもおいしいですが、僕はキトビロ一押しです。春が待ち遠しいほど大好きな食材です。すでに今年もおいしく頂きました(笑)

キトビロってなに?

奥尻島へ春に転勤や転校で来た方たちがキトビロを知らないのではないかと思いちょっとだけ調べてご紹介したいと思います。

 

和名は?

 和名は「行者ニンニク」山伏が山にこもる修行の際これをたべて体力を保持したともいわれ、逆に滋養が付きすぎて修行にならないから食べることを禁止されたことに由来すると言われています。

 北海道の呼び名

北海道ではアイヌネギと呼ぶ人もいますがアイヌ語では、キト(kito)プクサ(pukusa)と呼ぶそうです。

キトピロ(キトビロ)がアイヌ語だと思っていましたが、信頼性のある文献にはキトピロという名では紹介されていないそうです。キトピロは(祈祷蒜)が語源ではないかと言われています。  出典:Wikipedia(ギョウジャニンニク)より

コロポックルのイラスト
コロポックル

 キトビロの特徴

 ノビルと同じネギの仲間で多年草。皆さんご存じのとおりニンニクのような独特のにおいが特徴で、Wikipediaではハンノキなどが生える湿地一面に芽生えると書いてありますが、奥尻島ではそんなこともないような気がしますけど、どうなんでしょう?

奥尻島のキトビロは一味違う

 最近奥尻島へ移住した知人は「キトビロは臭くて嫌い」と言っていましたが、奥尻島のキトビロを食べたら全然ちがうと言っていました。(おいしいという意味)

なぜほかの地域と違うのかは謎ですけど、芽生えている場所ですかね?Wikipediaに「湿地一面」と書かれていましたが、奥尻では湿地には生えていないような気がするので・・

奥尻流キトビロ料理

僕は単純にフライパンに油を敷いて炒めて醤油をかけて食べるのが大好きですが、ジンギスカンが定番ですが色々なレシピがありますよね?この間食べたキトビロ料理の写真を掲載します。

ざるに入ったキトビロ

おくしり島のキトビロ^^

おいしそう

根が曲がっているということは・・

皿に盛りつけた卵とじ

ばっちゃんにも旬の物を^^

皿に盛りつけたキトビロの天ぷら

キトビロの天ぷら

塩をサラサラっとかけて

この他にも、しょうゆ漬けやジンギスカンでたべるとおいしいです!(*’▽’)

山菜取りで気になっていることを調べました。

春になると「広報おくしり」では山菜取りについて注意喚起を放送していますが、山の立ち入りがちょっと気になったので調べてみました。

国有林へ入るには「入林届」が必要?

北海道の森林管理局でも次のように注意喚起しています。

国有林内においては、産物(樹木、山菜を含む草本類、きのこ類、岩石及び土砂等)を無断で採取する行為は、森林窃盗等に問われることもありますので、このような行為はくれぐれも行わないようお願いします。

引用元:北海道森林管理局 国有林での山菜等の採取について

なるほど、これは国有林で産物(木や草や石など)をむやみやたらに窃取されたら大変なことになっちゃうから決められているんだね。

 森林窃盗罪ってなんですの?

前文にでてきた森林窃盗って初めて聞いた方も居るのではないでしょうか?先ほどの引用元にも次のように書かれていました。

* 森林法(昭和26年法律第249号)
第197条森林においてその産物(人工を加えたものを含む。)を窃取した者は、森林窃盗とし、三年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。

引用元:北海道森林管理局 国有林での山菜等の採取について

なるほど、窃盗罪だけあって厳しい刑罰があるんですね^^;

【結論】森林管理事務所へ確認してみるのがおすすめ

国有林で山菜取りをしたい場合は、結論的にそれぞれの森林管理事務所へ届け出(入林届)を出してください」ということなんですが、色々とネットで調べてみたら食べる分だけなら出さなくてもいいとか、届け出は必要だとか・・賛否両論なのでやはり森林管理事務所へ連絡してみるのが一番いいかと思います。

(山歩き初心者さん向け)山菜取りはマナーを守って楽しく

山菜取りに限らず楽しく山を散策するためにもマナーを守って行動していきたいと思います。

空に手でハート

いやな思いをしないためにも

自分家の山で山菜を取ることは当然問題ありませんが、友人知人の山へ入る時でもひと声かけて山へ入る方が気分よく山菜取りを気持ちよく楽しめます。

いずれにせよ奥尻島全員が知り合いのようなものですから、マナーを守って節度ある山菜取りをすることが住みやすい奥尻につながると思います^^

きれいな島を大切に

例年春にはクリーンアップ作戦が行われますが、時折キトビロの下処理跡と空き缶やたばこの吸い殻を見かけます。とてもがっかりしますので「きれいな島」を保つするためゴミは持ち帰りましょう^^

山菜は根こそぎ取ってはいけない

キトビロを取る時は土の生え際あたりをカッターでチョンと切って取るのがマナーだと思っています。

キトビロは多年草なので根っこごと取ってしまうと次の年には生えなくなるそうなので取る時には気を付けましょう。

まとめ

春の一押し食材のキトビロをご紹介しました。

記事を書いている時がまさに旬な時期でおいしく頂いていますが、

他にも奥尻島にはおいしい物がたくさんありますので今後もいろいろとご紹介していきたいと思います

最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。

小さいお花
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